急いで越後線信越本線を乗り継ぐ。それぞれ乗車は1時間程度。その間にかに寿司という駅弁をいただく。贅沢にかにが入っているのはいいんだが、酢が利きすぎてるぞ。


その後、糸魚川は乗り継ぎが悪くて2時間半の足止めを食らう。寒くてウィンブレ着っぱなしだったんだが、駅前の電光掲示板を見て納得。駅前は商店街になっていて、何かあるかなと思って一回りするも、朝なので開いてないとこばっかり。なぜか美容室がやたらと多かったのは気のせいだろうか。本屋とコンビニでねばって時間をつぶす。


その先は大糸線。山の中、糸魚川沿いを走る線路で非常に景色がいいらしい。楽しみにしていたのだが、ここにきて睡魔が襲ってきて道中ほとんど寝っぱなしだった、不覚。次の乗り継ぎの南小谷で昼飯。キオスクでおにぎりかなー、いや、キオスクすら有るか怪しいぞ。しかし、駅前に"ラーメン大学"という店を発見。名前は怪しいが、背に腹は代えられない。しかし、思いのほかおいしかった。値段も良心的だったし。


そして、本日最後の目的地、松本を目指す。延々電車に揺られること2時間半、松本へ到着。実は東京から直接松本を目指していれば今日の早朝には着いているのだが、そこはツッコミどころではない。なぜなら松本に行くのが目的ではなく、電車に乗ることが目的であり、到着地が松本であっただけにすぎないからだ。ここにきてようやく夏っぽい気候になったため、長袖の上着を脱いだ。やはり日本海側は寒いらしい。


松本の街並みをぶらりと楽しんだ後、ゲーセンへ。実はこのゲーセン、この春闘劇予選のために一度訪れたことがある、因縁の地である。サードを始めてジモピー(死語?)を倒し続ける。途中、ダッドリーやいぶきにつんりで殺されて悲しい気分になりつつ飯時になったので終了。


雨が本降りになってムカついたので適当に雰囲気の良さげな飲み屋へ入る。松本に来たからにはやはり馬刺を食さねばなるまい。いくつか種類があったのだが、「日本酒と合います」の説明に負けて「こうね」というものをいただく。なんでもたてがみ付近の脂身だそうだ。非常にこってりとして、柔らかくて、それでいてふんわりとした甘味がある。キリッとした地酒との相性は抜群だった。


酒が入っていい気分になったので、今晩の宿、あらかじめ調べてあった健康ランドへ一駅移動。この手の24時間営業の健康ランドは、深夜料金さえ払えば格安の宿になる。そのうえ温泉は気持ちいいし洗面道具もいらないのでおすすめ。じっくりと湯に浸かってサウナに入って(酒飲んだ後は非常に体に悪そうだ)、仮眠室で床につく。