春の夜に思う

今日も某泥沼一歩手前PJの手順書作成を行う。クライアント用の環境設定なんだが、あまりに罠が多い。しかも、PCに詳しい(=マニュアルを読まない)人ほどハマりやすい。それだけ条件分岐が多く、手順としてまとめるのは大変だ。ゴリゴリと進めるも、今日も終電帰りになった。


といっても一日中手順をまとめているわけではなく、打ち合わせにも参加している。このPJの中核メンバはテクニカル系(「技巧派」という意味ではない。念のため)の人が多いため、業務系ばかりのうちのグループの打ち合わせとは趣が異なり、なかなか新鮮で楽しい。技術的にも多彩(節操がないとも言う)なので、とても勉強になる。


帰り道に夜風を受けて、ふと学生時代の学園祭実行委員やってた頃を思い出した。毎年、この季節の夜によく思い出すのだが、「気持ちよく肌寒い」くらいの温度が、夜中まで準備作業した時の記憶と一緒に、感覚として刷り込まれているようだ。一銭にもならない、いわばボランティア活動みたいなことを、よくもあれだけ一生懸命やったなあと思う。そういう見返りを求めない行為だったからこそ、やり遂げた後の達成感は大きかったのかもしれない。祭りが終わった後のあの感覚は、今でもはっきり覚えている。あの時と同じだけの感激を、今度は仕事で味わいたいものだ。