橋本さん、お疲れさま

仕事も暇な時期はそろそろおわりそうで、やることもだんだん増えてきた。だからといって、やる気が起きるとは限らない。とりあえずPJ計画書には目をそむけつつ、だらだらとしていたら、主任に拉致られる。というわけで薬屋PJの商流の打ち合わせのため、都内某所へ。グループ会社の営業やらプロジェクトマネージャやらが参加し、いかにして競合を取り込んで金を巻き上げるかという、ガチでお金オンリーの話。こういうのは初めてだったのだが、まるで数字ゲーム。こんなに簡単にン千万が上下していいんだろうか。それにしても、グループ会社だから敵じゃないけど、会社は別なんで、それぞれ利権を主張しなければならないという微妙な面子。微妙なかけひきがちらほらと垣間見えて、そういう意味では面白かった。


慣れない会議でへろへろになりつつ、帰り道で橋本真也の訃報を聞き、愕然とする。まだ彼には、これからやってもらわないといけないことが山ほどあったのに……。僕が一番プロレスを見ていたころは新日の黄金時代、すなわち橋本の時代だった。ストイックなのになぜか華のある、彼のプロレスが大好きだった。今はただ、冥福を祈るのみ。