先日も書いたが、今度就職情報誌にインタビュー(形式のアンケート)が載るらしい。今日はその撮影があった。用意されていた会議室へ入ると、白い布で壁を作ってありすっかり撮影所の趣き。2、3確認の質問をされた後、さっそく撮影開始。「はーい、笑顔お願いします」なんていわれてもすぐに出るものではない。無理やりぎこちない笑みを浮かべると、「いいね、いいねー。そのままもっとちょうだい」てな感じ。エロ写真家のイメージまんますぎて笑った。引きつった笑いを浮かべながら15分ほど、枚数にして50枚くらいは撮られた。終わった後は頬の筋肉が痙攣しそうだった。しかし、かなりめずらしい体験できたのはよかったね。あの写真が載ることを考えるとちと怖いが。


日中はそのアンケートの回答を考える。いくらでも検閲が入るとはいえ、うかつなことは書けない。馬鹿がばれないように気をつけて書いたら、やたらと疲れてしまった。午後からは昨日の作業漏れが発覚したり、設定ミスで無駄になやんだり、なんか不毛な時間を過ごしてしまった。まだ休みボケがぬけてない。ちょっとしっかりしないと。少々残業してから帰宅。


旅行中から読み始めていた、村山由佳の"翼"を読み終えた。今回は単なる恋愛劇に終わらず、ヒューマンドラマみたいな展開で作者の進化を感じた。必ずしも100%のハッピーエンドではないのに、すっきりとした読後感は相変わらず。過去の村山作品の中で一番良かった。すっかりタイミングを逃してしまったが、先日彼女は直木賞を受賞したということで、心から祝福したい。ただ、そういった素直に嬉しい気持ちの反面、以前からのファンとしてのジェラシーみたいなのも感じたりして。でも本当にいいものなのは確かなので、もっとたくさんの人に読んで欲しいと思う。村山由佳初体験の人には"天使の卵(エンジェルスエッグ)"がオススメかな。