"目覚まし時計が止まっていた"+"携帯のアラームセットし忘れた"の2HIT COMBOを食らって寝坊する。おまけに週の初めから雨は降って、やる気は超低空飛行。そんな感じで、お仕事はまあ適当に。


では、2日間実際にGIGABEAT使ってみた感想をつらつらと。まずは音楽を聞く際に気になったこと。なんといってもやはりでかい。厚手のコートなら胸ポケットに入れても違和感ないが、コートを着ない季節はカバンに入れないと厳しいかも。重さは手にとるとズシリと感じるが、カバンに入れれば意外と気にならなかった。心配していた音飛びは一切なし。わざわざ駅の階段を駆け下りたりしてみたが、大丈夫だった。HDということで、データアクセスは遅め。電源入れてから音楽が鳴り始めるまで5秒くらいあるし、曲のスキップをしてもまた5秒ほど。普通に連続して再生する分には待たされることはない。音飛びしないのもそうだけれど、キャッシュメモリに先読みしてるからだと思う。付属リモコンは一通りの操作はできるのだが、ディスプレイがついていないので、曲選択は事実上無理だし、この曲なんだっけ?と思った時(普段聞かないCDも入ってるんすよ)に本体を見ないといけないのはちょっとだけ不便。


次に音楽転送時に気づいたこと。データの転送速度は、我が家の音楽ライブラリ1.5GBを転送するのに30分ほど。ただし、これはUSB1.1で転送しているため。ちゃんと高速なUSB2.0に対応しているので安心。データ保護機能がついているのはまあ仕方ないかもしれない。その仕組みだが、音楽転送時は専用の転送ソフトを使わないといけない。こいつを使うと音楽データに限って暗号化されて、satファイルという形式になる。で、GIGABEATからはsatしか演奏できないという仕組み。転送ソフト自体はエクスプローラそっくりで違和感無く操作できるし、暗号化にかかる時間も感じられない程度なんだけど、ちょっとだけ取り回しが面倒かも。なお、音楽以外のデータを持ち運びたいなら、エクスプローラから操作してもOK。バッテリーの持ちはまだわからないが、カタログ値で18時間とのことなので、実測でもう少し短くなっても週一回の充電で間に合いそうだ。


まとめ。本体サイズ以外は現状大きな不満はなし。もっと納得できるモデルが出るまでのつなぎ、あるいはHDタイプのプレーヤー入門機のつもりで買ったので、型落ちでコストパフォーマンスの良いこのモデルはいい選択肢だったと思っている。音楽音楽プレーヤーとして使わなくなったら、モバイルHDとしての余生があるわけだし。音楽なんて聞かなきゃ死ぬわけでもないし、妥協しようと思えばどこまででも妥協できるだろう(究極の妥協は"聞かない"だな)。必要性に迫られて大容量プレーヤーにしたわけじゃないが、選択肢の広がりによる新たな可能性が、音楽ライフそのものを変えてしまう、なんていうとかっこつけすぎ?買って2、3日の人間が偉そうなこと垂れてるが、"5GBも必要ない!"って頭ごなしに決め付けてたら、こっち側の世界は見えないよん。


と、書いたところでクリエイティブからこんなもんが発表に。基本的にサイズ以外はすべてGIGABEATの方が勝ってるんだけど、小さいし、日本語表示もできるし、バッテリーも十分もつし、値段もそこそこだし、ちくしょういいなあ。ぶちぶち。