幸い、今日は休出するまでには至らなかった。昨日は遅かったし、明日以降も間違いなく遅い。今日はゆっくり休もうと思っていたところに、Sさんから電話。
「行かないか?(おとめコン)」
なんでもアホの子が闘劇の予選と重なって、モー娘。おとめ組のコンサートに参加できなくなり、その代わりの人間を探しているらしい。かおりんやりかちゃんに会いたいのはやまやまだけれども、なんでわざわざこんなクソ忙しい時にすすんで疲れに行かねばならないのだろうか。アホに対して軽く殺意を覚えたが、安くないチケ代無駄にさせるのも悪いし、仕方なく参加了承。


そんなわけで、まったく気の乗らない状態で柏駅へ行き、Sさん、くすこ、yoquinと合流。会場まで駅から徒歩25分と聞いて、アホに対する殺意が2割増しになった。寒風吹きすさぶ中、薄着しすぎたために震えながら会場入り。面子が濃いのは確かだが、思ったより人数は少なかった。間もなくして開場、グッズを買おうかと思ったが、どれもこれも後から邪魔になりそうなものばかりだったので、サイリウムだけ購入した後に席を確認。クソ席だと聞いていたが、壇上とあまりに近くてびっくり。会場そのものがかなり小さいため、端でも肉眼で表情が確認できそうなくらいだ。対アホ殺意3割減。


サイリウムを折って、開演を待つこと40分ほど。なんかドキドキして気持ちが高まってきたところでおとめ組登場。スポフェスの時は表情までは見られなかったけど、今日はすごく近い。テレビで見るの姿の10倍、彼女たちは輝いていた。しなやかな彼女たちののボディが躍動し、会場に声が響き渡ると、ヲタは飛び跳ね、yaoquinは叫び、回りすとは回転する。いつしか回りにつられるように、僕も(ちょっと)飛んで、(ちょっと)叫んだ。エネルギッシュな2時間のコンサが終わるころには、彼女たちと、ヲタたちのエネルギーにあてられて、すっかり疲労しきってしまった。しかし、ダルさの中にも心地よさが感じられた。


帰り途中のファミレスで、興奮冷めやらぬ中、今日の感想を語り合った。ビールは最高にうまかった。こんな陳腐な言葉で片付けるのは彼女たちに失礼な気もするが、サイコーだった。ありがとう。アホへの殺意も消えた。


で、その夜に聞いた話だが、アホは道に迷って開始時間に間に合わず、結局参加できなかったそうな。結果論としては僕がコンサ行けてよかったんだが、やはりアホは今度殺そうと思った。