頭が悪くなりそうなほど消化

でもまだ見終わらない。いろいろ考え直す必要がありそう。


2008年7月開始アニメ感想その7、「鉄腕バーディー DECODE」。原作と異なるオリジナルストーリーだと聞いた時は、まずダメだろうと思ったけど、それは誤りだった。近年はノリと設定だけでゴリ押ししてしまう作品が多い中、オリジナルでこれだけ骨太のSFをやれたのはすごいと思う。スタッフに恵まれたね。ただ、スレイヤーズと同じく2クール作品の分割はダメ、ゼッタイ。


その8、「狂乱家族日記」。「ノリと設定」の典型。じゃあダメなのかといと必ずしもそういう訳ではないと思う。むしろ、話のディテールなんてギリギリ納得できればそれでいい。人が感動するのはノリ、もしくは流れ、展開作り。この作品は、その辺うまくできていたと思う。藤村歩も急成長して、今後は要チェック。敢えてケチをつけるのであれば、斉藤桃子の出番がもっと欲しかった(注:作品の出来とは何の関係もありません)。


その9、「コードギアス 反逆のルルーシュ R2」。前作から休憩を挟んで足掛け2年、ようやく簡潔。ラスト間際の話の振れ具合は、ちょっと意図的というか、やりすぎのような気がした(シャルルやら、ナイトオブラウンズやらの噛ませ犬っぷりと言ったら……)。でも、ラストはあれで一つ納得のいく終幕だったので、そういう途中の過程はどうでもよくなった。最後まで「反逆のルルーシュ」だったわけで。最終回直後、周りの人の日記がギアスの話題だらけになった時はちょっと笑った。みんなギアス大好きやなぁ。ナイトメアフレームはデザイン的にイマイチなのはアレだけど、スパロボには出てほしい。2年後ぐらいかね。


その10にして、多分ラスト、「マクロスF」。ギアスに並ぶ話題作。00なんかと比較して、前作とのリンクを重視している(前作のキャラ、エピソードが積極的に本筋に絡んでくる)のは好印象。視聴者は前作のファンも多いだろうし、こういうのはやって損はないと思うんだけどね。そしてマクロスといえば歌。今回もその試みは、ボーカル、曲のレベルの高さもあって、大成功だったと思う。最終話のデュエットメドレーは燃えた!ストーリー的には少しボリューム不足を感じたけど(そういえば過去のTVシリーズで一番短い)、その辺は劇場版で補完してくれるでしょう。もちろん、トライアングラー的にもね。


長かった……。