2009北海道旅行3日目

とうっ!

3日目。本日は観光バスで納沙布岬へ行く日だが、あいにくの雨模様。とはいえ、今回の旅行の1番の目的は「目指せ、北海道最東端!」だったので、当然のごとく決行。しかし、雨自体はそれほどでもないんだけど、風がとにかく強くてカサを差すのが大変。駅前でその状態だったというのに、海沿いの岬なんて行こうものなら、その惨状たるや推して知るべし。


そんな状況で、バスで30分ほどかけて岬まで移動。そしてバスから降り立った瞬間、襲い掛かる突風。5分後には、他のツアー参加者の分も含め、カサは軒並みヘシ折られる。しかたないので雨は諦めて濡れながら歩いた。しかし、上着こそ準備していたの、足元はノーガードのサンダル装備。冷たい雨と激しい海風に晒されて、芯から凍える。北方領土資料館の中に入った時、暖房が入っていたことに心から感謝した(注:当日は7/22です)。


端っこポイント繋がりということで、どうしてもおととし訪れた稚内のノシャップ岬と比較してしまうのだが、いかんせん華がないというか、観光スポットとしてのアピールが足りない気がした。理由の一つとして、「最東端を表すモニュメントがない」事が挙げられるのだが、理由を推測すると、北方領土返還を求める立場上、ここが東端とは宣言できないんだろう。稚内北方領土問題と無関係とはいわないけど、やはりすぐ横に島が見えている根室と比較すると、その重みが全然違っているんだろう。


ツアーは3時間ほどで終了し、すぐに次の目的地に向けて、昨日通ったルートを2時間ほど移動。13時ごろに釧路に到着、昼飯求めて駅前の和商市場へ。ここでは有名な、自分で好きな刺身を選んで丼に乗せる「勝手丼」を食べた。ウニ、イクラ、ホタテ、エビなどをどっさり乗っけて、花咲ガニの味噌汁を付けて、お値打ち価格の2000円。どのネタもおいしかったのだが、中でも漁獲量の少なさから幻と言われる、ブドウエビの甘さにとろけそうになった。


旨い魚に舌鼓を打ったら、今度は本日の宿泊地である網走に向けて移動。最初は山の中だった景色が、少しずつ海沿いのそれに変わっていき、寂しげなオホーツク海が見えたときにはちょっと感動した。


網走には17:30に到着したが、ある目的のため、大急ぎで本日の宿のチェックインを済ませ、荷物を置いて直ぐに駅にトンボ返り。その間、わずか20分。その目的というのは、2駅先である女満別の温泉。乗り継ぎがかなり厳しかったのだが、なんとかセーフ。


この温泉も事前調査済みだったのだが、苫小牧のコンビニと同じパターンで、地図では近そうに見えるけど歩くと駅から15分。これまた乗り継ぎの関係(お察しの通り、電車の本数がやばいくらい少ない!)で滞在可能時間が90分ほどだったので、あまり長風呂は楽しめなかったが、すっきりさっぱり、非常に気持ちよかった。これで500円はお得だ。


その後、網走に戻ってから晩飯求めて歓楽街へ。駅から10分ほど歩くと、それなりに飲み屋が集まっている場所に出た。地方では、駅前が最も栄えてるとは限らないというパターンだね。稚内根室と比べると、かなりお店が多く、町としては網走の方が大きいんだなと感じた。適当な寿司居酒屋を見繕って、寿司を食いながらビールと熱燗を少々。特別旨いというわけでも安いわけでもないんだけど、居心地のいいお店だった。こういう店がうちの傍にあればいいんだけどな。


駅前の電光掲示板にて。12℃。普通に寒いけど、納沙布岬はもっと寒かった。確実に一桁だったことだろう。


宿に戻ったら、すぐに就寝。旅行中は早寝早起きが基本です。